富士チャレンジ2016(100km)(準備~スタート編)
天気予報で、ほぼ雨だと分かっていたので、DNSも考えました。
以前、ヤビツ峠から家に帰るまで、ずっと雨だった事がありましたが、あの時は約50km。
「もう2度とあんな目には、あいたくない」
と思っていましたが、今回はその倍の100kmです。
「雨、雨、雨・・・、もう、何なんだよぉ・・・」
しかし、レースに出たい気持ちはあります。
もしかしたら小雨かもしれないし、もしかしたら降らないかもしれません。
「・・・まぁ、とにかく行ってから考えよう」
と思い直し、家を出ました。
昨年の富士チャレンジでは、2:00頃まで寝てから家を出ました。
しかし、今回は寝ないで23:00頃に出発して、サービスエリアで仮眠をすることにしました。
寝ようと思っても、なかなか寝付けない事が多いので、そこで時間を無駄にするなら、とりあえず会場に向かって出発し、眠くなったらどこかで寝よう、という作戦です。
休憩場所は足柄SAにしました。
1:00前に着いたのですが、ちょっとお腹がすいたので、うどんを食べてから寝ることにしました。
車中泊なので、ちょこちょこ起きてしまいますが、それでも4:30まで寝ることが出来たので、まずまずです。
しかし、起きたとき、外は大雨(泣)
とりあえずトイレに行って
「どうしたものかなぁ・・・」
と考えていましたが、自分の車の隣に、自転車を2台積んだ車が停まりました。
「あぁ、この人たちも富士チャレなんだなぁ」
その時、
「仲間がいる」
「1人じゃない」
という気持ちが湧いてきて、結局、現地に向かう事にしました。
5:30開場でしたが、その5分くらい前に現地に着くと、結構な長さの列が出来ていました。
「おぉ、こんなにいる!みんな雨なんか、何とも思ってないんだ!すごい!」
「もう、これは走るしかない!」
と、最後の一押しをされた感じで、心を決めました。
まぁ、厳し過ぎたり、危ないと感じたら、リタイアすればよいのです。
***
駐車場に車を停めて、ピットで準備をしつつ、受付を済ませ・・・7:00から試走開始です。
しかし、この時間になっても、かなり雨が強かったので、試走終了時間ぎりぎりまで躊躇していました。
「試走なし、ぶっつけ本番で行っちゃうか?」
とも思いましたが、
・ウェアはこれで寒くないか?
・この雨の中、第1コーナー後の下り坂でどれだけスピードが出せるか?
・最後の上りは、今の自分にどれくらい厳しいのか?
をチェックしたかったので、試走終了ぎりぎりでスタートしました。
後から思うと、この試走は、とても有意義でした。
・ウェア→このままじゃ寒いと判断し、もう1枚着ました。
・下り坂→それほどスピードは出せないな、と思いました。
・上り坂→3段になっていますが、きついのは最初の1段目だけだと思いました。
そして、それ以外にも、
・第1コーナーが滑りやすい
・ブレーキが全然効かない
という事がわかりました。
試走しなかったら、本番で焦っていたと思います。
試走が終わると、すぐにタイムトライアルに出場する人たちが走り出していました。
最初の3人くらいまでは観戦していたのですが、あまりにも寒かったので、車に戻り、ひと眠りしました。
***
・・・起きたのは9:00。(40分くらい寝ました)
ちびっ子達のレースが始まるところでした。
「この雨の中、ちびっ子も頑張るなー。来年はうちの子も誘ってみようかなー」
と思いつつ、最終準備を進めます。
すでに、スタート位置前側を確保するべく、並び始める人達もいました。
自分の相手は「去年の自分」なので、スタートは後ろからで構いません。
(なんか、かっこいいこと言った)(笑)
***
スタート時間ぎりぎりまで、ピットに居たかったのですが、9:40からオープニングセレモニーがあるという事で、やむを得なく9:30過ぎにコースに並びました。
だいぶ後の方からピットを出たつもりでしたが、実際には、そこそこ前の方に陣取ってしまいました(汗)
オープニングセレモニーが15分くらいあって、スタートまで残り5分。
寒いから、もうスタートして欲しいのですが、そういうわけにもいかないようで・・・
3分前、
「まだですかー、まだなんですかー、寒いですよー」
と思いつつ、待つしかない状況です。
1分前、カチャ、カチャと周りの人がクリートをはめます。
自分も釣られてはめます。
最初の1周はローリングスタートですが、意外と速いはずです。
「自分だけ遅いと、逆に事故のもとなんだよなー」
なんて思っていると、パーンという音と同時にスタート。
ついに、100kmの旅が始まります!
(スタート~80km 編に続く)