川崎マリンエンデューロ 2016 秋（レース後半戦編）
グループが崩壊して一人旅になってしまいましたが、このまま最後まで1人で走り切るなんて考えられません（汗）
スピードはそこそこを維持して、自分の背後に注意を払いながら進みます。
しばらくすると、7～8人のグループが追いついて来たので、つかせてもらいます。
「残りの周回、なんとかこの方々と一緒に・・・」
そう思ってローテに加わりますが、10週目を超えた頃、着いて行くのがやっとの状況になってしまいます。
11週目、ついにゲート通過時の加速について行けず、間隔が開きます。
「あぁ、ここまでか・・・。残念だけど、お別れです。さようなら・・・」
と、心が折れかけたその時、後ろから結構なスピードで2人組が近づいてきました。
「・・・いや、まだチャンスはある！」
ここは、重要なポイント！と考え、必死の思いで2人組の後ろにつき、離れかけたグループを追いかけ、そして追いつきました。
「ぷはー、追いついたー」
2人組もグループに追いついたら足を緩めたので、集団に追いつきたかったのでしょう。
とりあえず、何とか首の皮一枚つながりました。
***
12周、13周・・・
厳しいながらもついて行きましたが、一度は離脱しかけたグループのスピードです。
とうとう脚が悲鳴を上げました。
「やばい、右腿の前側・・・攣る！」
まだ2周走ります。
ここで、完全に攣ってしまったら大変です。
水分を補給して、少し足を緩めます。
「みなさん、本当のお別れです。今度こそ、さようなら・・・」
残念ではありますが、ここは離脱するしかないと判断しました。
***
14周目に入っても、腿がぴくっ、ぴくっと危険信号を出しています。
優しいCANNONDALEの方に
「回していきましょう！」
と、声をかけて頂きましたが、全く反応できませんでした・・・
この場を借りて、感謝とお詫びを・・・
あの時は、声をかけて頂き、ありがとうございました。
期待に応えられずにすいません。
（まぁ、見てないと思いますが・・・）
完全一人旅の状況ですが、まだ10分ほどあります。
「あと1週できる！それに、まだ先頭には1LAPしかされていない！」
左腿も攣りそうな感じでしたが、なんとかごまかしつつ、もう1周するために踏ん張ります。
逆風区間は30km/h出ませんが、休んでいるわけではありません。
前の人（スピードから考えて、周回遅れの方だと思います）を追いかけ、追いつき、追い越し・・・これを地道に続けます。
そしてゲートをくぐり、あと1周！
「あと2分！」
というアナウンスが聞こえました。
この大会は、制限時間が来る前に入った周回までカウントされます。
第一コーナーを曲がるとき、反対車線側に先頭集団が見えました。
「先頭は、もう1周来るな。2LAP確定か・・・。」
「2LAPまで」という目標は、達成しているのですが、最終LAPで抜かれる・・・という事になると、ちょっと残念です。
しばらく行くと反対車線側を、さっきまで一緒だったグループが走っていきます。
1分以上差をつけられたようです。
「よし、ラスト頑張るぞ！」
最後の気合を入れて、ペダルを回します。
折り返し地点手前で、先頭集団に2LAP目を喫します。
ここは、邪魔にならないよう、安全に抜かれることに注意を払います。
先頭集団が通り過ぎた後、最後尾についてみようと思いましたが、3秒であきらめました（笑）
仕方ないので、最後の逆風区間を必死に1人で耐えます。
直線を終えコーナーを曲がっても、まだまだ向かい風を感じます。
さらにもう一度コーナーを曲がると、反対車線にフィニッシュゲート！
すでに、優勝争いは終了しているようです。
最後の折り返しを回り、ゲートに飛び込んで・・・
「終わったー！！」
なんとか腿を攣ることなく、ゴールすることができました！
そして「目標の15周、先頭から2LAP以内で逃げる」は達成できました！
目標達成、平均時速は35km/hを超えることができていて、結果だけ見れば「まずまず」なのですが、「途中で腿が攣りかけた事」、「その前に集団から切れて心が折れかけた事」（偶然、2人組の追走に助けられた）を考えると「弱かったな」と感じました。
特に、コーナー後の急加速には、周りと比べると圧倒的に遅かったので、ここは特訓の必要があります。
（・・・というか、体重を落とす必要がありそうです）
まぁしかし、終わってみれば楽しいレースでした。
スタート前は波乱万丈でしたが（汗）、レース中、いろいろな経験ができ、是非とも来年も出たいと思いました。
来年は、先頭集団に1LAPで終わらせたい。
そしていつか、先頭集団で走り切りたい。
そんな目標もあったりします。（笑）
運営の皆さん、楽しいレースをありがとうございました。
また、一緒に走った選手の皆さん、お疲れ様でした。
そして、またまた、せっかくの休日に1日中家を空けてしまったにもかかわらず、応援してくれた家族のみんな、ありがとう！
（実は、11/3にもデュアスロンがあります。これが今年最後のレースですので、許してください。）
