ビギナーズデュアスロン in 日産スタジアム 2016(第1ラン〜バイク編)
スタート1分前。
「頑張るぞー!」
「おー!」
スタッフの方の提案で叫んだこの掛け声で、緊張が解けました。
「練習はした。あとは45分間、頑張るだけだ!」
プァーン
スタートの合図と同時に、全員一斉に走り出します。
何となく流れに乗れて、前方には12〜13人くらい。
ちょうど真ん中くらいの位置で走ります。
「とりあえず、バラけるまでは、この流れに乗っておこう。」
いいスタートが切れたと思いましたが、200m走った辺りで時計を見ると、3分50秒/kmペースです。
「苦しくないけど、速過ぎるのか。レースと練習では、感覚がズレるなー。」
しかし、第1ランの距離は900mと極端に短いので、オーバーペースでも、疲れる前に終わってしまいそうです。
「このまま、行っちゃうか!」
と、早速の作戦無視。笑
今のペースを維持します。
上りのスロープに差し掛かると何人か追い抜く事が出来ました。
上り切ってターンすると、トランジットエリアが見えてきました。
「第1ランはうまくいった。目標タイムにアドバンテージもある。」
トランジットエリアに入り、自分のバイクの元へ。
すぐにヘルメットをかぶり、靴を履き替えます。
ここでは、追い抜かれなかったと思います。
ゼッケンを背中にまわして、バイクをラックから下ろし走り出します。
トランジットエリアは狭いので、バイクのスタートラインには、すぐに到着しました。
ラインを超えて、バイクに飛び乗ります。
公式タイムで4分12秒、10位通過です。
(第1ラン900m+トランジット)
↑ログが、うまく取れていませんが、ここまで絶好調です!
走り始めると、バイクのレベルが周りの方と「かけ離れていない」とわかりました。
少し安心しました。
少し、風が吹いているようです。
周回コースなので、追い風にも向かい風にもなります。
時速は31km/h~36km/hで変動しているので、だいたい予定通りです。
1周目で、2人ほどパスした後は、周回遅れの方を除けば、抜く事も抜かれる事もありませんでした。
コースの幅が十分あるので、周回遅れの方を追い抜くときも、危険なことはありませんでした。
水分補給も忘れずに「第2ラン」に備えながら走ります。
トランジットエリアの付近のみコーナーらしきものがあり、若干の「減速→加速」がありますが、それ以外は一定のペースでペダリングを続けます。
完全にフラットで、コース自体は優しいと思いますが、休むところがありません。
徐々に、脚に疲労がたまっていきます。
9周目が終わるタイミングで、1位の方にラップされて驚きましたが、それ以外は何事もなく10周終了しました。
↑ボタンの押し忘れで、正確な記録が取れていません(汗)
トランジットエリア手前でバイクを降りると、自分のラック位置まで走ります。
順調です!
(・・・と、この時は思っていました。)
バイクラックにたどり着き、まずは自転車をラックに掛けます。
そしてヘルメットを取り、自転車に掛けます。
そして次にシューズを脱ぎま・・・・・・
「あ、やばい、攣る!」
シューズを脱ぐ為に、かがもうとした時、左のふくらはぎが攣りそうになりました。
ちょっと、ふくらはぎを伸ばしてから、もう一度かがもうとしますが、やはり攣りそうです。
「これは、まずい。シューズが脱げない!」(汗)
かがまずに、脚を伸ばしたまま前屈運動のような姿勢でシューズのマジックテープを外します。
しかし、シューズから足を引き抜こうとすると、また攣りそうに・・・。
しかも、身体がふらついて転びそうになります。
「やばい、やばい、やばい。さっきまで全然平気だったのに、何でこんなに攣りそうなんだ?!」
後からトランジットに入って来た方が、先に第2ランに出ていきました。
何とかシューズを脱いで、脚を伸ばしたまま、ランニングシューズに履き替えます。
もう、いつ攣ってもおかしくない状況です。
ゼッケンを前に戻して、不安な気持ちのまま、第2ランスタートラインに向かいます。
(第2ラン〜ゴール編に続く)