横浜マラソン2018(当日編)
AM 5:30 地元の駅のベンチで、おにぎりを2つ食べました。
「スタートの2時間半前には朝食を・・・」
との事なので「このタイミングしかない」と・・・。
駅のホームには、横浜マラソンだろうな・・・という方が数名いました。
「今日は、頑張りましょー」
と、テレパシーを送りました。(笑)
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桜木町の駅に着くと、人がいっぱいでした。
そして、荷物預かりの場所となっているパシフィコ横浜の前は大混雑でした。
「さすがに28000人が参加する大会は違うなー」
そういえば、こんなに大規模なマラソン大会に参加するのは、今回が初めてです。
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急いで着替えて、荷物を預け、外に出ると、そこも人がいっぱいでした。
スタート地点まで、ゆっくりと大集団で移動していきます。
20分くらいかけて、なんとかスタート地点に到着しました。
しばらくして、開会式が始まりました。
谷原章介さんと三浦大輔さん(浜の番長)、谷川真理さん、福島和可菜さん、中村優さん、その他にもFM YokohamaのDJのみなさんが参加されるとの事。
特に福島和可菜さんは、フルマラソンに参加されるとの事で、スタートのタイミングによっては、どこかですれ違えるかも?
まぁ、サブ3の方なので、自分より前からスタートしたら、一度も視界に入ることはないのですが・・・(笑)
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開会式が滞りなく終わり、車いすの部がスタート。
自分たちのスタートの10分前でした。
待ち時間は、ちょっと寒いくらいでしたが、すぐに暑くなるのは分かっていましたので、気にしません。
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AM 8:30 いよいよ「フルマラソン」と「1/7マラソン(つまり6km)」がスタートとなりました。
私がいるBブロックはおおよそ8分後にスタートラインを通過できました。
「さて、最初はゆっくり、焦らず行こう!」
人が多すぎて、思うように走れませんが、これが功を奏して、オーバーペースにならず、最初の7㎞までは、ほぼ計画通りに走れました。
しかし、7㎞地点で、ちょっと事件です。
「4時間のペースランナー」を見つけてしまったのです。
「えー?このペースでサブ4狙えるの??」
ここまで、自分の調子はいい感じです。
もちろん、後半厳しくなるのは分かっていますが、今は良い感じです。
「少し、ついて行ってみようかな?」(←ダメです。マイペースで行くべきでした。)
今考えれば、あのペースランナーの方々も、前半は混雑でスピードが上げられなかっただけなのでしょう。
13㎞地点まで、ペースランナーが視界に入る位置で走っていましたが、
「ちょっと速過ぎるんじゃないか・・・?」
と思い、追うのをやめました。(←正解でした。)
ペースランナーの方々は、5:10~5:20/kmのペースで、徐々に遅れを取り戻そうとしていた様です。
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南部市場を折り返した20㎞近辺で、個人的なサプライズがありました。
沿道に、嫁さんと子供が応援に来てくれていたのです。
午後に予定が入っていて、応援には来れないハズだったのに、駆けつけてくれたのです。
突然の事で、立ち止まる事が出来ませんでしたが、声を掛け合い、パワーをもらいました!
首都高へ上る坂は、確かにきつかったです。
しかし、家族からパワーをもらった直後なので、歩かずに登れました。
「料金所を走って通過する」という非日常な経験をした後、道幅が広がり本線に入っていきます。
・・・そして、ここから先は、険しい道のりでした。
暑さとアップダウンの連続で、ペースが、どんどん落ちていきます。
給水所で止まる時間が長くなり、30㎞過ぎた辺りの上り坂で、とうとう歩いてしまいました。
「残りの距離、全部歩くのはどうだろう・・・名案だよなぁ・・・。」
折れかけた気持ちを入れ替えて、再び走り始めます。
首都高から降りる下り坂で、元気を取り戻そうと思いましたが、右足首に痛みが走りました。
「なんで??足首なんて痛くなった事ないのに・・・」
そして、しばらくすると、腰の右側が痛くなってきました。
「なんで??普段なら痛くならないところなのに・・・」
そして極めつけ、左足の太腿が攣りかけました。
「30㎞の壁は、一気に、まとめて立ちはだかるのか・・・」
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首都高を降りて、痛みを無視しながら、本牧埠頭のD突堤に入りました。
実は、今回のレースで、一番辛かったのは「ここ」です。
フラットですが、いくら走っても、全く折り返し地点にたどり着きません。
「もうすぐだろう・・・」
「あと少しだろう・・・」
と、何度も思い直しました。
足が重い、足首が痛い、腰が痛い、太腿がやばい・・・。
30~40㎞では、とにかく給水所まで、走って、休んで、走って、休んで・・・を繰り返しました。
しかし、40㎞を過ぎると、あと少し・・・という気持ちで、踏ん張れました。
沿道で応援してくれている人が多かったのも、大きな理由です。
上がるはずのないペースが上がりました。
ラスト500mは、とんでもなくスピードが上がりました。
「こんなスピードで走れるなら、もっと前から頑張れ!」
という意見も、ごもっともですが、応援してくれる沿道の子供たちがハイタッチを求めてくれるので、
「ありがとー!ありがとー!」
と言いながら、次はあの子、その次はあの子・・・という具合で走っているうちに、スピードが上がっていったのです。
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そして、ようやくゴールゲートが見えました。
その瞬間、ホッとしたのと同時に、感極まってしまいました。
レース自体が、つらかった事よりも、
・今年に入ってから仕事の関係で、全く練習が出来ず悔しかったこと
・7月に練習を再開したとき、10㎞走るのに1時間18分かかって愕然としたこと
・それでも、フルマラソンを完走出来るまで復活できたこと
・去年約束した完走メダルを、子供に見せられること
等々が入り混じって、なんだか涙が出てきました。
そして、ついに念願のゴールです!
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結局、計画通りに走ることは出来ませんでした。
目標だった「前回のフルマラソンのタイム(4時間20分)を上回る」も達成出来ませんでした。
でも、なぜか、良い走りが出来た気がします。
すっきりしています!
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そして、今回の一番の目的である、メダル(2年分)の獲得が出来ました!
2つのメダル(2017年分と2018年分)がもらえる事なんて、今後ないと思います。
かなりつらかったのですが、ゴールの喜びとメダルの獲得で、とても嬉しい1日になりました!
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まずは、運営とボランティアの皆さんに感謝です。
おかげさまで、無事に走り切ることが出来ました。
沿道で応援して下さった皆さんにも感謝です。
力をもらいました!
そして、何より、今回のマラソン参加に協力してくれた家族に感謝です。
来年も当選すれば、是非とも走りたいと思います!
(30㎞地点では、「フルマラソンは2度と出ない!」 って思っていましたが・・・笑)
そして、今度こそ、タイムを縮められるように、もっと練習して臨みたいと思います!