横浜マラソン2019(当日編)
起床AM5:20。
目覚ましは、一瞬で止めました。
「んー、今年も、よく眠れなかったなぁ・・・」
前日、早く布団に入ったものの、ちょくちょく起きてしまい、ぐっすり眠れませんでした。
歯を磨いて、シャワーを浴びて、AM6:00に家を出ます。
コンビニに寄って、おにぎり2個とスポーツドリンクを購入。
地元の駅のベンチで食べます。
「いよいよ、本番だなぁ」
昨日まで「ど緊張」していたのに、この時点では、気持ちが落ち着いていました。
***
桜木町駅に着くと、ランナーの皆さんが、一斉に会場のパシフィコに向かいます。
「この人達、みんなランナーかぁ」
さすが28000人規模の大会です。
とにかく、人がいっぱいです。
***
パシフィコに入る際に、手荷物検査があり、大渋滞が起こっていました。
(去年もありましたっけ?)
パシフィコ入口で予想以上に時間をとってしまった為、中に入ると、
「後5分で、手荷物受付終了でーす」
という声が・・・。
「それは、ちょっと無理でーす」
と思いつつ、大慌てで着替えて、2分遅れで手荷物を預けました。
来年は、もっと早くきます。(すいません)
パシフィコからスタート位置(集合場所)までの移動も、結構、時間がかかります。
集合場所のそばで、最後のトイレを済ませ、列に並んだらAM8:00でした。
私はEブロックからのスタートです。
開会式で盛り上がった後、予定通りAM8:20に「車椅子の1/7マラソン」がスタート。
残念ながら、Eブロックから、その様子は見えません。
そしてAM8:30に、フルマラソンの部がスタートしました。
Eブロックの私がスタートラインを通過したのは、AM8:42でした。
さぁ、いよいよスタートしました。
この数ヶ月の「思い」を、全てぶつけます!
計画では、最初の10kmは5:15/kmペース(52分30秒)です。
しかし、予想はしていましたが、かなり混雑していて、思うように走れません。
「ちょっと、ペースが遅すぎるなぁ。」
そう思いながら、走っていると、あっという間に1kmを通過します。
タイムは、6:16/km。
「ちょっと遅すぎる。既に計画より1分遅れ・・・。」
それでも、周りのペースは上がらず、次の1kmは6:06/km。
「まずい、まずいぞ。目標のサブ4が、序盤で終わっちゃう。」
自分的には余裕を持った計画ではなかった為、かなり焦り始めました。
「みんなー!ペース上げよう!!」
・・・なんて叫べるわけもなく(笑)、気持ちばかり焦ります。
結局、最初の5kmに30分かかりました。
予定より3分以上遅れています。
フラストレーションが溜まりまくりですが、誰が悪いわけでもなく・・・
(いや、申し込み時の自己申告が、いけなかったのです。自業自得です。)
「3分の遅れって、どうすれば挽回できるんだろう?」
もう、頭が回らず、細かい計算が出来なかったので、
「スペースが出来たら、できるだけペースを上げて走ろう」
・・・と、ざっくりした計画修正をします。
7km辺りから、ようやく普通に走れるようになってきたので、ペースアップ。
ここから、ほぼ5:00/kmペースで走ります。
それでも、最初の10kmは56分かかってしまいました。
「3分以上の遅れ・・・全然、間に合ってない。もう、20km地点までこのペースで行こう。」
もうレース前に立てたプランは白紙です。
***
12km付近で事件です。
少し前を走っていた人が落とし物をしたらしく、急に逆走をしたのです。
「うわっ!」
ぎりぎりのところで避けましたが、転ぶギリギリのところで踏ん張った感じです。
これは危ないです。
やめましょう。
※落とし物をしたら、コースわきに逃げて、声を出しながら拾いに行った方が良いでしょう。本当は、あきらめて欲しいけど・・・)
少しペースを落として、落ち着いてから、再びペースを上げます。
途中(根岸の辺り?)で、目の前に富士山が見えた時には、気持ちが上がりました!
11km〜20kmは、52分で走りました。
「これでも、予定タイムに、2分、届いていない・・・」
***
さて、いよいよ高速道路区間です。
その手前にある、中間地点(ハーフ)ラインを1:49:12で通過します。(2019.11.12修正)
高速道路へ上る坂道は、止まらずにクリア。
ここからの区間は、5:50/kmの計画でしたが、この設定は、それくらいまで落ち込むだろう・・・という想定をしていただけです。
脚の状態は、悪くありません。
「ここで絶対、挽回できる!あきらめる必要はない!」
という事で、ペースを落とすことなく突き進みました。
すると、自分に驚いてしまったのですが、かなり良いラップタイムを刻めました。
多少のUP-DOWNに負けていない自分がいます。
30kmをパーソナルベストの2時間40分台で通過しました。
***
高速道路の最後の上りをクリアして、ほっとしながら31km地点を通過。
ここからは、高速道路から降りて、一般道に戻ります。
去年、大ブレーキがかかった、シンボルタワーまでの道のりです。
「大丈夫。練習の成果が出ている。このペースで行ける。」
計画では、この区間は6分/kmでしたが、構わずに5:10~5:20/kmで入りました。
「でも、30kmの壁が、いつ立ちはだかるか分からないな・・・」
突然ペースが落ちることもあり得るので、油断はしませんでした。
***
しかし、その後も極端にペースが落ちる事はなく、進みます。
35kmを過ぎた時点で3時間7分台でした。
「これは・・・いける、絶対いける!サブ4だ!」
ここで、「サブ4達成」を確信しました。
確信した時点で、少しうるっと来ましたが、泣いている場合じゃありません。 (笑)
まだ7kmもあります。
気を取り直して、進みます。
37km辺りで、これまでと違う疲労を感じました。
少しペースが落ちましたが、ここまで来たら歩きたくありません。
「きついけど・・・絶対走り切る!」
31km~40kmは、55分弱で走りました。
40kmを過ぎた辺りで、サブ4のペースランナーを見つけました。
「いたー!!」
思わず声に出してしまいました。(笑)
前半戦では探しながら走っていたのですが、全然見つからないので忘れていました。
「これは、もしかして、グロスでもサブ4、いけるかもしれない!」
「出来るだけついて行って、41km過ぎたら、抜こう。」
41km過ぎて、最後のひと踏ん張り!
ペースアップします。
サブ4のペースランナーの人達が、
「ほら!抜いて!抜いて!行ける!サブ4行けるよ!抜いて!」
と、自分を含め、周りの人たちを煽ってくれます。
残り195mの地点で、最後の力を振り絞ります。
ここで、ようやくペースランナーを抜く事が出来ました。
前方にFINISHのゲートが見えてきました。
「やった、やった、やった・・・」
更にペースが上がります。
「やった、やった・・・・・・やったぞぉぉ!」
両手を上げて、FINISHゲートをくぐりました。
念願の、サブ4を達成しました!
おまけにグロスのサブ4まで達成してしまいました!
このゲートの写真を取りながら、今年も泣きました。(笑)
・・・変な人です。(笑)
更にそのあと、更衣室で、タオルを顔に当てて、周りの人にばれないように、5分くらい泣いていたのは秘密です。(笑)
・・・今回は、サブ4に対する「思い入れ」が、すごく強かったと思います。
***
結果を見てみると、ペースのグラフが、過去2回のフルマラソンと明らかに違います。
後半の落ち込みが、ほとんどありません。
ゾーン5で、こんなに長い時間走っていた感覚はありませんが・・・。
これは、まぁ出し切ったと言えるかも・・・。
***
とにかく、念願のサブ4を達成しました。
3度目のフルマラソンで、ようやく達成です。
ちなみに、去年の記録が4時間23分だったので、タイムを37分縮めたことになります。
やはり月200km走る事は、劇的な効果があると思います。
完走メダル、もらいました!(出走記念タオルの写真も撮れば良かった・・・汗)
もう、とにかく最高です。
嬉しくて、飛び跳ねたいですが、もう脚が動きません。(笑)
***
運営の皆さん、ボランティアの皆さん。
素晴らしいチャンスを頂き、ありがとうございました!
とても良い思い出が出来ました。
沿道で応援してくださった皆さん。
本当に力をもらいました。
ありがとうございました。
一緒に走ってくれた参加者の皆さん。
また、いつかご一緒しましょう。
ありがとうございました。
そして、今回の大会に向けて、かなり練習時間をとりました。
それを理解して応援してくれた家族に感謝です。
来年も抽選に当たれば参加します!
それまで、トレーニングを続けていきます!
長文にもかかわらず、読んで頂き、ありがとうございました!