富士ヒルクライム 2017(当日ヒルクライム編)
スタートの合図でクリートをはめ、ゆっくり走り出します。
人数が多いせいか、例年以上にゆっくりです。
「まぁ、ここで焦っても仕方ない。」
と割り切って、計測ラインを超えるまではゆっくり進みました。
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計測ラインを超えて回し始めますが、アップが不十分なこともあり結構苦しいです。
「大丈夫、苦しいのは最初だけ!」
そう思って耐えます。
耐えつつ、しばらく走っていると、ちょっとした段差を乗り越える時に右手に衝撃が走りました。
「痛っ、・・・!」
尖った痛みが右手首を襲い、しばらく力が入りません。
スピードを緩め、手首の回復を待ちます。
「まだ始まったばかりだよー!」(半泣き)
こんな序盤でリタイアするのは、さすがにつらいです。
慎重にブラケットに手を戻すと、なんとか握れます。
「大丈夫、行ける。・・・行く!」
この時の判断が良かったかどうかは、正直、今でもわかりません。
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5km通過、23分07秒。
(去年は22分台)
予定より遅れています。
多くの人に抜かれましたが、付いて行けません。
ダンシングが出来ず、思ったように加速できません。
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10km通過、47分08秒。
(去年は44分台)
更に遅れてきました。
この頃、右手のほかに、別の問題が2つ出てきました。
1つ目は左腕が疲労してきた事、2つ目は、ダンシングが出来ないことによる、お尻の痛みです。
どちらも、想定外です。
右手の心配ばかりで、左は無限に使えると思っていました。(笑)
思い返せば、この頃、ちょっと気持ちが折れていたと思います。
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15km通過、74分53秒。
(去年は68分台)
取り返せないレベルの遅れになりました。
しかし、後半戦に入り込んでいるので、
「完走しよう!2時間は切ろう!」
と気持ちを切り替えます。
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20km通過、101分15秒
(去年は93分台)
平坦前の最後の坂を越えて・・・
去年は、ここからダッシュしたわけですが、今年は30km/hが精一杯。
もうシフトアップする操作すら、つらい状況です。
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24kmゴール、117分45秒
(去年は105分台)
最後の坂を上りきり、ようやくゴールです。
【図:とりあえずゴール!】
「つらい状況でやりきった」という感はありますが、なんだか悔しさが残る結果となりました。
毎年、ゴール後に思うのは、
「もう、絶対動けない!」
ですが、今回は、そんな感覚にはなれませんでした。
それが悔しいです。
【図:脚が動いていないので、心拍は下がる一方】
「痛みに負けて、力を出し切れなかった」
・・・そんな結果です。
【写真:今回、富士山の頂上は一度もクリアになりませんでした】
来年こそは、5合目で、晴れた空のもと「嬉しい大騒ぎ」が出来るように頑張ります!
(当日ダウンヒル編に続きます)